今回はnVidiaの「GeForce Experience」の機能の一部である
「Ansel」というもので遊んでみました。
まず初めにこの
「Ansel」で何が出来るかを簡単に言いますと
「一時停止した世界を”フリーカメラ”で自由に飛び回りスクリーンショットが撮影できる」
夢のような機能ですよね。
でも夢じゃないんです💦
そんな「Ansel」でいろいろ遊んでみようと思います。
※なお、今回は「Final Fantasy XV Windows Edition」を使用します。
ネタバレ等含まれる可能性がありますのでその点ご注意ください。
【目次】
システム要件
調べてみましたがサポートしているGPUの情報しか出てきませんでした。
基本的に
- GeForceGTX600番台以降
- ドライバが最新
- GeForce Experienceがインストールされている
以上の3つが条件だと思われます。
対応ゲーム
「Ansel」に対応するゲームは現在49本のみとなっています。
公式サイトのページ右側にあるメニューから「Ansel」を選ぶことで確認できます。
なお、今回試す「FFXV WindowsEdition」ですが、同タイトルのベンチマークソフトがなんと「Ansel」に対応しています。
本編を持っていない方でも無料で「Ansel」の機能を試すことが可能です!
まずはフリーカメラで飛び回ってみる
早速「Ansel」を試していきましょう。
スクリーンショットを撮りたい場所で「Alt+F2」を押します。
するとゲームが一時停止してUIが消え、「Ansel」のメニューが表示されました。
この状態で既にフリーカメラになっているので「W,A,S,D」で視点の移動、左クリックのドラッグで視点を動かせます。
早速視点を移動してみました。
(編集の都合上キャラクターの位置が先ほどと変わっています)
あれ?仲間の一人のイグニスが見当たりません。
ということでフリーカメラで探してみると…
お店の中に居ました!
「Ansel」のフリーカメラを使えば主人公(プレイヤー)の位置からは目視することの出来ない場所に居るキャラクターまで探し見つけることが出来てしまいます。
恐ろしい機能ですよね…
続いては遠景です。
もちろんもっともっと遠くからの撮影もできます。
フィルターを使ってみる
「Ansel」には「フィルター」という機能が備わっています。
このフィルターは”一部を除いて”基本的にはInstagramなどでよく使用される”カラーフィルター”だと思ってもらって大丈夫だと思います。
そして今回はそのカラーフィルター系ではなく「被写界深度」というものを試してみようと思います。
カラーフィルターはスクリーンショットとして保存した後も編集ソフト等で編集可能ですが被写界深度は距離という情報がある時点でしか編集できません。
1枚の画像になってしまい距離という情報が無くなってからでは編集が効かないものなのでとても重要!!
「被写界深度」とは、ピントを合わせた位置の前後のくっきり見える範囲の「浅さ」「深さ」を表す言葉です。
被写界深度を深くすればくっきりと見える範囲が広まり、浅くすると逆にくっきりと見える範囲が狭まります。
被写体の前後のボカす量をコントロールすることで写真のイメージがグッと変化します。
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画像上はノーマル。
画像下は被写界深度を適用。 |
被写界深度を適用した方はレガリア(車)の先端に焦点を合わせています。
後ろの建物がぼやけているのがお分かりいただけると思います。
この被写界深度さえ使いこなせれば良い雰囲気のスクリーンショットが作れちゃいますよ!!
しかし!
この被写界深度フィルター
スマホやデジカメのカメラで言うところの”オートフォーカス機能が存在しません”
ピントの位置を自分で決めなけらばなりませんし、しかも相当シビアですので使い慣れるまで時間がかかりました…
指定したポイントにオートフォーカスしてくれる機能を付けてくださいnVidiaさん…
キャプチャータイプ(解像度, etc.)
「Ansel」の売りのひとつ「キャプチャータイプ」
このキャプチャータイプの設定により
- 通常の解像度(画面サイズ)のスクリーンショット
- 超解像度のスクリーンショット(FullHDの33倍の解像度まで可能)
- 360°写真
- ステレオ写真
- 360°ステレオ写真
上記の種類で出力することができます。
そして今回は超解像度と360°写真について触れてみようと思います。
超解像度
超解像度とは読んで字の如く一般の用途では使いようが無いレベルの高解像度なスクリーンショットを出力できます。
この機能の凄いところは、たとえFullHDのPC環境であってもFullHD以上の高解像度スクリーンショットを出力できるところです。
比較してみましょう。
(ブログの仕様上高解像度の画像があげられないため拡大による比較を行いました)
全く同じ景色で「FullHD 1920x1080」と「FullHDの10倍 19200x10800」のスクリーンショットを撮影しました。
↓ちなみにこのような景色です。
そして19200x10800の超解像度スクリーンショットを等倍で表示したものがこちら↓
人の人数を数えられるほどきちんと描画されています。
そして、通常のFullHD 1920x1080のスクリーンショットを同じ絵になるように拡大した物↓
解像度が違うので当たり前ですがその差は一目瞭然。
巨大なポスターを作ったりなどしない限りこの超解像度を生かす方法が無いかもしれませんがこれはこれで面白い機能だなと思います。
360°写真
360°写真は専用のアプリなどを使うことにより360°どこでも見渡すことの出来る面白い写真です。
イメージとしてはGoogleマップのストリートビューみたいなもの。
ちなみに出力される画像は↓のようなもので、写真だけで楽しむことは中々難しい。
「Google VR View」で表示するとこうなります↓
対応しているブラウザであれば表示されているはず…
ドラッグすると画面が動きます。
便利なものがあるものですね…ブログに貼り付けることが出来ちゃうなんて…
まとめ
ということで以上です!
「Ansel」いかがだったでしょうか。
PCゲームの可能性がグッと広がるとても面白い機能だと思います。
今回触れなかったというか触れることの出来なかったステレオ出力をすれば対応するVR機器で立体的に見れたりするようなので、どんどん対応するゲームが増えていくといいですね!
てな感じで今回はこんなところで。
では!
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