RTXじゃなくてもレイトレースで遊べる!開発中の影MOD「SEUS PTGI」を試してみた。【JAVA版Minecraft】



Minecraftのグラフィック系MODの代表格「影MOD」

その影MODの中でも常にトップを走るのが「Sonic Ether's Unbelievable Shaders」通称「SEUS」


そんなSEUSの開発者”Sonic Ether氏”は最近RTコアを積んだRTXグラフィックボードでなくてもレイトレーシングを再現してしまう影MODの開発に注力されています。

だたし対応しているのはNvidia社のグラフィックボードに限られているようです。

AMD社のグラフィックボードでの動作は研究中であると仰られています。


今回「SEUS PTGI」を紹介する上でまずは影響しそうな部分のみですが私のPC環境をご紹介します。

  • CPU:i7-3820
  • GPU:GTX1070
  • Mem:32GB


実際にグラフィックボードがRTコアの積んでいないGTXシリーズであることを確認いただけると思います。

この環境でもfpsが30を下回ることはありませんでした。



ということでこれからご紹介する画像はすべて私のGTX1070で出力されています。



【目次】


SEUS PTGIの特徴

この影MODの大きな特徴としては
  • パストレーシングによって実現するリアルな光の表現
  • 水(水中)の美しい表現
  • レッドストーンブロックとラピスラズリブロックが色の付いた光源
  • 従来通りテクスチャによる質感を設定可能
主にこの4つについて軽い解説をしていきます。

パストレーシングによって実現するリアルな光の表現

これまでの「SEUS v11.0」や「SEUS Renewed v1.0.0」とは仕組みが全く違います。

今回の新しい「SEUS PTGI」は”パストレーシング”という技術を採用している為、その仕組みは非常に複雑です。

今回は詳細な説明を省きますが…。(別の記事にする予定)

では、”パストレーシング”により受けられる恩恵についてご紹介します。

照らされた物の光がまた別の物を照らす

画像を見ていただくと分かりやすいと思いますが、太陽光に照らされた赤い壁、その赤い壁の光が影になっている白い壁を赤く照らしています。


光は反射反射と繰り返し減衰していきますが、この反射の繰り返しを計算して映像として映し出しているのです(細かい部分の説明は省いています)

この反射を計算する回数などによって処理の重さなどが変化します。


下記の画像もそうですが、柱によって影になっている部分も実際は光源に照らされた壁や床の光の影響を受けた上で表現されています。


建物から漏れ出した光が外を照らすような表現もこの影MODだと非常にリアルです。





海中の美しさ

適度な透明感と色味、海面の波を通過した太陽光の差し込み方など非常に綺麗。


地上から見た海もただ透明なだけではなく深さも感じられる


海底に建造物を建てたくなります。

ラピスラズリブロックとレッドストーンブロックが色付き光源として機能

通常Mincraftでラピスラズリブロックとレッドストーンブロックは光源ではありませんが、光源として機能します。(正式版で引き継がれるかは不明)

主にパストレーシングの性能を体感してもらうためのデモとして組み込まれているものだと思われます。


これまでの影MODでは光源の色は一色でしたのでこれだけでもすごい機能だと思います。

スペキュラマップとノーマルマップが使える

従来のSEUSシリーズではお馴染みのテクスチャ(リソースパック)によるスペキュラマップ(光沢感、金属感)とノーマルマップ(凸凹)を使用してブロックの質感を自由に設定することができます。

スペキュラマップによって金属の質感を設定/上がデフォルト、下が設定後
スペキュラマップによって光沢感を設定/上がデフォルト、下が設定後
このようにテクスチャを駆使することで影MODのクオリティを1段2段とアップさせることが可能です。


テクスチャによる質感の操作は別記事にしようと思います。

テクスチャを作成して影MODをよりリアルにする方法→記事作成中

導入

現在「SEUS PTGI」は開発中であり一般公開はされていませんが、Sonic Ether氏のPatreon(クラウドファンディング)で”月10$の出資者”となることでダウンロード権利を得ることが可能です。

支払方法は「PayPal」もしくは「クレジットカード」を選択することが可能です。


SEUS PTGIを試すためには10$必要ですが、ご自身のPC環境で動作するかは保証されませんので注意が必要です。

Sonic Ether氏のPatreonページ→https://www.patreon.com/sonicether

ダウンロードしたシェーダーパック(SEUS PTGI E9)は従来の影MOD同様に「shaderpacks」フォルダに入れることで導入は終わりです。

OptiFine(影MOD)の導入方法→記事作成中




スクリーンショット

残りはSEUS PTGI E9で撮影したスクリーンショットを数枚貼っておしまいです










2 件のコメント :

  1. スペキュラーの時のテクスチャってなんですか?

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  2. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

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